大和ハウスの建物にお住いの方へ。外壁塗装の時期や塗装費用を知りたい方が多いのではないでしょうか。このコラムでは大和ハウスの外壁塗装工事の注意点も含めて解説していきます。せっかくの外壁塗装工事を成功させるためにもぜひ最後までお読みいただくことをおすすめします。
目次
ハウスメーカーの外壁塗装
やっぱりハウスメーカーで建てたからハウスメーカーのリフォーム会社に任せたら安心。と思っている方が多いのではないでしょうか。でも、いざ見積もりを見てみると…。「高い!」恐らく見積もりの金額を見て驚いた方が多いのではないでしょうか?
大手のハウスメーカーは新築時に保証が付いています。その為、定期的にリフォームを行わなければなりません。つまりハウスメーカーが指定しているメンテンナンス時期にリフォームを行わないと保証が切れるということになります。
また、他業者で主要構造部分をリフォームすると保証が切れます。例えば、外壁塗装や屋根工事、防水工事をハウスメーカーのリフォーム会社で行わないと新築時からの保証がなくなる。
ハウスメーカーで建てられた方の約50%くらいは、この保証の関係で高い外壁塗装工事を行っています。今まで経験してきたことでお伝えすると、ハウスメーカーで外壁塗装は勿体ないです。
お金に余裕があり、会社が潰れない安心感がほしい、または、新築時の保証が重要と思われている方はハウスメーカーで外壁塗装を行ったほうが良いです。
大和ハウスの外壁塗装
大和ハウスの建物の多くは鉄骨造で出来ています(近年では木造住宅も販売しています)。また、外壁に使用されている外壁材は窯業系サイディングが多いです。
劣化症状が現れるのは築10年以降です。ただし、建物の周辺環境によっては早く劣化する可能性があります。一般的に大和ハウスにお住いの方で、築15~20年目くらいで1回目の塗装される方が多い印象です。ただ、新築時に高耐候のサイディングまたは新築時に磁器タイルを施工された方は、もっと先になることが多いです。
大和ハウスの外壁塗装の相場は約300万円ほど。
四つ葉ペイントであれば80~130万円ほどです。
外壁塗装のタイミング
大和ハウスの建物の特徴
1.ガスケット(乾式)目地
外壁と外壁のつなぎ目にガスケット(乾式)目地が施工されていることが多いです。そして一番多いトラブルがガスケット目地の不具合です。
ガスケット目地は主に大和ハウス・積水ハウス・セキスイハイム・トヨタホーム・パナホームなどの鉄骨住宅の新築時よく使用しています。おおよそ耐用年数は20~30年程になります。
大和ハウスの建物はシーリング材を多く必要とし、メーター数も一般的な建物と比較すると倍以上になります。
また、目地は紫外線によって劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。外壁塗装工事では、この目地を一旦剥がし新しいものを入れ込むのが一般的です。
外壁塗装の際は、このガスケット目地の劣化状況に応じて目地の打ち替えもしくは交換が必要か判断します。
ガスケット目地が浮いていれば、新しくコーキングを施工すれば問題ありません。もし浮きがなければ交換の必要はありません。
1ー1 ガスケット目地への塗装は要注意
そして、一番の問題はガスケット目地の上に塗装する場合です。
一般的な下塗り+中塗り+上塗りの3工程では早期のトラブルのもとになります。それはガスケット目地は「可塑剤」が含まれているからです。可塑剤が含まれている材料に塗装すると「ブリード現象」が発生します。
「可塑剤」とはある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のことです。 可塑剤は主に、塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックを軟らかくするために用いられ、そのほとんどが酸とアルコールから合成される化合物(一般にエステルといわれるもの)です。
目地に含まれる可塑剤に油分が塗料や汚れと反応することで上記のような症状が起こります。べたつきがでて、黒ずんだ汚れが付着します。(ブリード現象)
1ー2 ブリード現象対策
よくブリード現象対策として使用されるのが日本ペイントのブリードオフプライマーです。高圧洗浄後に外壁の下塗ろ塗装をする前に、目地部にブリードオフプライマーを塗装します。
積水ハウスの外壁塗装は知識と経験が必要です。知識のない業者や手抜き業者に外壁塗装工事をお願いすると早期に目地部分の変色や汚染が発生しますので注意しましょう。
ガスケット目地の施工の注意点
・ガスケット目地が浮いている場合は、交換もしくはコーキング工事が必要になります。
・ブリード現象の対策として、可塑剤防止塗料で下地処理を行いましょう。
*塗装業者の見積書にガスケット目地に対する項目が入っているか確認しましょう。
2.トラブルの多い外壁材に要注意
外壁材には、塗料が付着しにくいものもあります。大和ハウスで使用されることの多い熱可塑性アクリル樹脂も、そのうちの1つです。
熱可塑性アクリル樹脂のようなコーティングが施されている場合、上から塗料を塗ってしまうと膨れたり剥がれたりと不具合が発生します。
本来は、熱可逆性アクリル樹脂のコーティングを全て剥がして塗装すべきなのですが、費用や手間を考えると現実的ではありません。なので、膨れている部分を削ってから水性塗料(シンナーではなく水を混ぜる塗料)で塗装をするか、費用は掛かりますがカバー工法で外壁の上から別の壁で覆ってしまうかのどちらかが有効です。
下塗りの選定方法は下記のコラムにて詳しく解説しております。
外壁塗装の極意。外壁塗装のおすすめ下塗り材をご紹介
2-1 2000年以前に建てられた建物には要注意
2000年以前に建てられた大和ハウス施工の建物の中にエナメル系の塗料で外壁を塗装した物件が多数あります。そこで大和ハウスが全棟修繕にまわった過去があります。ただし修繕後でも濃い色を塗装すると熱膨れを起こすケースがあります。
しかし、残念ながらこの外壁は塗装で対処することが不可能です。そのため、外壁のカバー工法や一度壁材を剥がし張り替える方法もあります。ただ高額な費用がかかる上、不具合が解決できる保証もできないためおすすめはできません。
ご自宅の外壁が対象となっているかわからないときは、大和ハウス以外のメーカー、または業者に依頼し診断してもらいましょう。大和ハウスの全ての住宅に当てはまるわけではないので、ご注意ください。
・2000年以前に建てられた建物
・外壁の真ん中に帯のような線が入っている
・ダイワハウスによる無償のメンテナンスがあった
3.ヒートブリッジ現象に注意
熱が通りやすい鉄骨や部材が壁材に使用されることにより暑い時期に内部で急激に温度が上昇する現象をヒートブリッジ現象といいます。夏は熱が伝わって暑くなり、反対に冬は冷気が伝わり冷えやすくなるため、光熱費が高くなる原因にも。
大和ハウスは鉄骨が多く使われているため、ヒートブリッジ現象で外壁に変色などの劣化が発生しやすく、塗装後に「不具合じゃないの?」とクレームになるパターンも多いです。
ヒートブリッジを起こさないように手を打ちたいところですが、外壁の内部構造により発生する現象のため、塗装で解決はできません。
「ヒートブリッジ」とは、建物の外壁で断熱された状態であっても、一部の部材が外壁から部分的であっても熱を伝えやすい状態にあること。 ヒートブリッジから熱が伝わっていくことによって、断熱材が持っている本来の効果は期待することができなくなる。 内部では断熱された状態にあるため、結露が起きやすくなってしまう。
おすすめの上塗り塗料
耐久性重視の方
遮熱塗料を希望の方
標準的な塗料を希望の方
ハウスメーカーの外壁塗装工事が高い理由
まとめ
大和ハウスで外壁塗装をおすすめな方
お金に余裕があり、会社が潰れない安心感がほしい、または、新築時の保証が重要と思われている方はハウスメーカーで外壁塗装を行ったほうが良いです。
地域の外壁塗装専門店へ任せると安心かというとそうではありません。しっかり積水ハウスの建物の構造や塗装の施工知識、経験がないと早期の不具合やトラブルが発生します。
屋根外壁塗装について
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大和ハウスで建てられた方で延長保証工事をされている方は半々くらいです。金額が高いということもありますが、新築時の保証を理由に大和ハウスに決められて方も多いのではないでしょうか。ただ大和ハウスの建物には特徴があります。あまり経験のない業者が外壁塗装を行うと早期の不具合の発生に繋がりかねないのでご注意しましょう。