防水塗装工事

ウレタン防水の通気緩衝工法
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防水塗装工事の重要性

 防水工事は、ベランダの床や屋上などの場所に施工する工事です。当然、こういった場所には防水工事がもともと施されています。しかし経年劣化や施工不良などで早期の雨漏りトラブルが起きることがあります。

よく塗装工事と防水工事を同じことだと思っている方が多いような印象です。

ここでは防水工事についてご説明します。中でも戸建てに使用される頻度の高い防水施工をご紹介。

防水塗装工事の目的は

 建物を水から保護するのが最大の目的 防水工事の目的は、建物を水から守ることです。 新築時には防水工事を施しますが、経年劣化によってその効果は薄れていきます。 防水層の劣化が進むと最悪の場合、雨漏りにもつながります。そこで定期的に防水工事をして防水層を形成し直す必要があるのです。

 防水塗装工事は定期的に必要な工事になります。

ベランダの防水塗装工事
ベランダの防水塗装工事

良くあるご相談内容

ベランダの防水性の低下。防水の劣化症状
  1. ベランダにひび割れが発生している
  2. 天井に雨染みが付いている
  3. 室内に水が垂れてきた
  4. ベランダが黒ずんでいる
  5. ベランダの床がブヨブヨしている
  6. ベランダに雨水がたまっている
  7. 雨水がうまく流れない

    このような症状を放置しているとさらに悪化していきます。悪化すれば費用がかさみます。定期的なメンテナンスで費用を抑えましょう。

防水塗装工事の種類

 防水塗装工事にはいくつかの種類があります。施工方法の選定を間違うと早期の不具合発生に繋がりますので注意しましょう。

 固まるとゴム状になる特殊な塗料を、一定の厚みをつけて塗布する防水工事のことです。

防水塗装のウレタン防水
ウレタン密着工法
ウレタン防水の通気緩衝工法
ウレタン通気緩衝工法

密着工法

 液状であることから、複雑な形状であっても防水工事が可能になります。そして施工も簡単にできます。さらに防水工事の中では安価なに施工できます。また、別の素材の防水材があってもそのまま上から重ね塗りもできます。最も主流の改修用防水工事です。

ウレタン密着工法が使われる箇所
・ベランダやバルコニー ・屋上防水 ・複雑な形状のバルコニーや屋上
*狭い範囲に行う防水施工として有効な方法です。

・塗装面積が広い場合 ・下地が劣化している場合 ・雨漏りしている場合
*広い範囲で行う施工としては有効ではありません。

施工手順

高圧洗浄作業

 防水塗装をする前に高圧洗浄を行います。これは長年付着した汚れを落とすためです。この作業は防水塗料が密着しやすくすための作業です。

ベランダの防水塗装の前にする高圧洗浄
下地処理

 ベランダにひび割れや旧塗膜の浮きがある場合は補修が必要です。一方で補修を行わずに防水塗装を行うと不具合の原因になります。

 また、補修方法は既存の下地材によって変わります。適切な処理ができる塗装業者にお願いしましょう。

防水塗装の下地処理施工方法
購買調整
防水塗装の下地処理施工方法
ひび割れ補修
下塗り(プライマー処理)

 下地材または上塗り材に応じた下塗りを行います。このプライマー塗装がないと防水材が密着しません。そのうえ早期の剥離、雨漏れに繋がります。

防水塗装の下塗り材のプライマー
プライマー塗装
ウレタン防水

 プライマーがしっかり乾いたらウレタン防水塗料を塗装していきます。これは塗料の種類によりますが2回塗ります。また、均等に塗装しないとベランダの勾配がなくなります。そうすると雨水がうまく流れなく早期の劣化に繋がります。
 さらに乾燥時間は十分に取りましょう。

防水塗装のウレタン防水
ウレタン防水
トップコート

 最後に行うのがトップコートの塗装です。これはウレタン防水層を紫外線などから保護する役割を持っています。
 このトップコートのメンテナンスは5年に1度行う必要があります。

ウレタン防水のトップコート施工
トップコート

下地材がFRP防水の場合

 このような場合は少し施工方法が異なります。FRPとは繊維強化プラスチックスの略称です。耐衝撃が高く耐水性や成型性がよいことから、木造住宅の新築時に最も多く採用されている防水工法でもあります。

 密着防水施工をする場合は、上記の施工の下地処理に2つ施工が加わります。それはケレン作業とアセトン拭きです。この作業が非常に重要です。

ケレン作業は塗料の密着性を高めるために塗装表面を電動グラインダーで削って下地調整をします。

アセトン拭きは塗装表面の油膜成分を取り除くために行う作業です。

FRP防水の際の下地処理作業
ケレン作業
FRP防水の際の下地処理作業
アセトン拭き

通気緩衝工法

 長年にわたって下地に浸入した水分がそのまま下地に染みこむと雨漏りになります。また、日にあたって湿気となって出ようとすれば膨れという劣化症状が発生します。このような劣化症状に有効なのが通気緩衝工法です。

 そのような膨れの原因となる下地に含まれた水分をシートの溝を通気して脱気筒によって外部に逃がすことができます。

 水分を含んでいる可能性のある築年数の古い建物の屋上やRC造(鉄筋コンクリート造)の屋上。またはルーフバルコニーなどにはお勧めの工法になります。

 ウレタン密着防水よりも費用は高くなります。ただ施工カ所によっては不具合の発生を抑えることができます。

ウレタン通気緩衝工法が使われる箇所
・ベランダやバルコニー ・屋上防水 ・水分を含んでいる可能性の高いベランダ・屋上
*広い範囲に行う防水施工として有効な方法です。

施工手順

高圧洗浄作業

 防水塗装をする前に高圧洗浄を行います。これは長年付着した汚れを落とすためです。この作業は防水塗料が密着しやすくすための作業です。

ベランダの防水塗装の前にする高圧洗浄
下地処理

 ベランダにひび割れや旧塗膜の浮きがある場合は補修が必要です。一方で補修を行わずに防水塗装を行うと不具合の原因になります。

 また、補修方法は既存の下地材によって変わります。適切な処理ができる塗装業者にお願いしましょう。

防水塗装の下地処理施工方法
購買調整
防水塗装の下地処理施工方法
ひび割れ補修
下塗り(プライマー処理)

 下地材または上塗り材に応じた下塗りを行います。このプライマー塗装がないと防水材が密着しません。そのうえ早期の剥離、雨漏れに繋がります。

防水塗装の下塗り材のプライマー
プライマー塗装
通気シート張り

 下地からの湿気を防ぐために通気シートを張っていきます。また通気シートは平場に施工します。さらに立ち上がりはウレタン密着で施工します。
シート張りが不十分な場合は、早期の不具合が発生します。

通気緩衝工法の通気シート
通気緩衝シート
脱気筒の取り付け

 湿気を逃がすために脱気筒を取り付けます。また脱気筒も色々種類があります。

通気緩衝工法のだっき塗装の取り付け
脱気筒
ウレタン防水

 プライマーがしっかり乾いたらウレタン防水塗料を塗装していきます。これは塗料の種類によりますが2回塗ります。また、均等に塗装しないとベランダの勾配がなくなります。そうすると雨水がうまく流れなく早期の劣化に繋がります。
 さらに乾燥時間は十分に取りましょう。

防水塗装のウレタン防水
ウレタン防水
トップコート

 最後に行うのがトップコートの塗装です。これはウレタン防水層を紫外線などから保護する役割を持っています。
 このトップコートのメンテナンスは5年に1度行う必要があります。

ウレタン防水のトップコート施工
トップコート
改修用ドレンの必ず取り付けましょう!

 防水塗装工事を行う際に、上記のような施工と合わせて改修用ドレンを取り付けましょう。

防水塗装工事の際の改修用ドレン
改修用ドレン

バルコニーや屋上に溜まった雨水を外へ排出しなければなりません。また、皆様のベランダにも必ず外へ部へ逃がす穴が開いていると思います。ドレンは、雨水などを排水するための装置で、防水工事においては排水口に取り付ける部材を指します。
 バルコニーを防水塗装してもドレンから雨漏れが発生するケースがあります。
 防水塗装をする際は必ず改修用ドレンを取り付けましょう。

バルコニーのドレンから雨漏りする理由
ドレンから雨漏りする原因

 古いドレインを使用していると例年劣化でひび割れが発生します。そして流れる雨水がそのひび割れから建物内部へ侵入します。そのため、改修用ドレンを取り付けることで内部への侵入を防ぎます。

【トピックス】

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