三井ホームの外壁塗装を成功させる方法

　皆様こんにちは。三井ホームにお住いの方へ。外壁塗装の時期や塗装費用を知りたい方が多いのではないでしょうか。このコラムでは三井ホームの外壁塗装工事の注意点も含めて解説していきます。せっかくの外壁塗装工事を成功させるためにもぜひ最後までお読みいただくことをおすすめします。

ハウスメーカーの外壁塗装

ハウスメーカーに塗装を任せたほうが品質が良いと思っていませんか？

　ハウスメーカーも施工するのは、下請け業者です。また、ハウスメーカーの担当者も塗装の知識はほとんどないです。つまり、塗装の品質は施工する下請け業者の職人次第ということです。

　やっぱりハウスメーカーで建てたからハウスメーカーのリフォーム会社に任せたら安心。と思っている方が多いのではないでしょうか。でも、いざ見積もりを見てみると…。「高い！」恐らく見積もりの金額を見て驚いた方が多いのではないでしょうか？

　大手のハウスメーカーは新築時に保証が付いています。その為、定期的にリフォームを行わなければなりません。つまりハウスメーカーが指定しているメンテンナンス時期にリフォームを行わないと保証が切れるということになります。

　また、他業者で主要構造部分をリフォームすると保証が切れます。例えば、外壁塗装や屋根工事、防水工事をハウスメーカーのリフォーム会社で行わないと新築時からの保証がなくなる。

　ハウスメーカーで建てられた方の約50％くらいは、この保証の関係で高い外壁塗装工事を行っています。今まで経験してきたことでお伝えすると、ハウスメーカーで外壁塗装は勿体ないです。

　お金に余裕があり、会社が潰れない安心感がほしい、または、新築時の保証が重要と思われている方はハウスメーカーで外壁塗装を行ったほうが良いです。

三井ホームの外壁塗装

　三井ホームの建物はツーバイフォーまたはツーバイシックスという木造（2×４、2×6）で出来ています。また、外壁に使用されている外壁材は、モルタルか窯業系サイディングで、比較的モルタルが多いです。さらには洋風な外観が多いのが三井ホームの特徴です。

　劣化症状が現れるのは築10年以降です。ただし、建物の周辺環境によっては早く劣化する可能性があります。一般的に三井ホームにお住いの方で、築15年くらいで1回目の塗装される方が多い印象です。しかし、新築時に高耐候のサイディングまたは新築時に磁器タイルを施工された方は、もっと先になることが多いです。

外壁塗装のタイミング

三井ホームの延長保証工事

　それでは三井ホームの延長保証工事の内容を見ていきましょう。これは建てた築年数や外部の使用材にもより延長保証工事の時期が変わります。

　主な三井ホームの延長保証工事は、屋根外壁塗装または板金等の防水塗装がメインになります。立地や周辺環境によりますが、三井ホームの建物で築10年での劣化症状は軽度な「汚染」くらいです。
　つまり築10年で三井ホームの外壁塗装をされる方は非常に少ないということです。1番多いのが三井ホームの「必須工事」です。

必須工事とは

　三井ホームのリフォーム担当者曰く、この塗装を行えば、延長で保証されるとのことです。

三井ホームの建物への外壁塗装

１．MGクレイという外壁材

　外壁にどんな塗料が使用されているか、新築の引き渡しの際に、図面や仕様書も貰っているので確認してみてください。
　そこに「MGクレイ」という塗料が使用されている場合は注意しましょう。この「MGクレイ」は新築時に標準で選ぶことができます。
　天然骨材を使用した高級感のある外観です。

1ｰ1　MGクレイへの塗装は要注意

　MGクレイは新築時にコーティングされています。また、耐久性の高い塗料を使用しています。そのため、塗り替え時期は築15年～20年くらいになるでしょう。コーティング等が残っている場合は、下塗りの選定を間違えないようにすることが大切です。間違った下塗りを使用すると早期の剥離、色褪せに繋がりますのでご注意ください。

２．三井ホームの外壁塗装注意点

　吸い込みを抑えること

　三井ホームの外壁は「吹付け」施工されていることが多いです（モルタル外壁の場合）。モルタル外壁の特徴として「塗料の吸い込み」があります。高級な上塗り塗料を塗装しても、外壁の吸い込みによって美しく仕上げることができません。また、将来塗料の剥離が発生するなどの不具合も予想されます。

下塗りに「浸透性シーラー」を使用しましょう。

模様を活かす塗装

三井ホームの外観で模様を描いている場合が多くあります。

　新築時に模様も選択できるようになっています。しかし、塗り替えのタイミングで模様が消えてしまう場合もあります。この模様を活かす塗装は、上記でもご説明した下塗りにシーラーを塗布することです。

　塗り替えの際は塗装業者に、模様を残した塗装をしたいと伝えましょう。対応できない業者は避けたほうが良いでしょう。

ひび割れがある場合はフィラーを使用

モルタル外壁や吹き付け塗装の場合は、ひび割れが発生しやすい特徴があります。その際は、フィラーという下塗り材を使用しましょう。粘り気があり微弾性効果があるので、ひび割れに追従します。

　ただ、上記で説明した模様の外壁で使用すると、少し模様が消えますのでご注意ください。

ひび割れの補修方法は下記のコラムで解説しています。
気になる外壁のひび割れ、放置しても大丈夫？ ｜

デザインを活かす塗料選び

　三井ホームの外観は、マットな仕上りで高級感があります。しかし、塗装の際は艶が出て安っぽく見えます。だから艶消し塗料もしくは3分艶の塗料で塗装することで、高級感を残すことができます。

おすすめの上塗り塗料

耐久性重視の方

デザイン重視の方

遮熱塗料を希望の方

標準的な塗料を希望の方

ハウスメーカーの外壁塗装工事が高い理由

まとめ

三井ホーム外壁塗装をおすすめな方
お金に余裕があり、会社が潰れない安心感がほしい、または、新築時の保証が重要と思われている方はハウスメーカーで外壁塗装を行ったほうが良いです。

地域の外壁塗装専門店へ任せると安心かというとそうではありません。しっかり三井ホームの建物の構造や塗装の施工知識、経験がないと早期の不具合やトラブルが発生します。

屋根外壁塗装について
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