提案された見積書を見ると、「足場費用って意外と掛かるんだなぁ」、「脚立や梯子で塗装できないの⁉」と思われている方多いのではないでしょうか。
安全で高品質の工事に絶対に必要です。「足場なしで安くしますよ」という営業があっても、絶対飛びつかないでほしいです。
足場工事が必要な理由をご紹介。また作業を行う際の注意点や費用など解説します。
目次
足場工事が必要な理由


足場が必要になった背景
まず昔は足場を組まず塗装工事をしていた時代もありました。しかし、現代の建築現場ではありえないことです。なぜなら職人の落下事故が増えたからです。

上記のグラフのように建設業の労災は年々減ってきています。また労災の中でも一番多いのが、墜落事故です。

墜落転落事故が多く、職人の安全を守るために必要になります。これは建設業界の中でも問題視され、法律が改正されました。
職人の安全性の確保
先ほども述べたように、作業を行う職人の安全を守るために必要になります。万が一、足場がなかったために職人が転落してケガ人が出ると、施主のあなたにも精神面や風評被害などの不利益が生まれます。また、足元が不安定な体勢では、いくら熟練の職人とはいえ作業精度が落ちてしまいます。
労働安全衛生法でも戸建て住宅の塗装工事においては、平屋でも2メートル以上の高所作業の場合は、【足場(作業床)】を設置して作業することが義務付けられています。
高品質の屋根外壁塗装工事を確保
屋根外壁塗装工事の品質を高める為に必要になります。塗装工事は建物の劣化を防ぐために行うものです。塗料缶1つで15~20㎏あります。例えば、梯子や脚立で作業を行う場合、片手で15~20㎏の塗料缶をもって、片手で塗っていく。不安定な場所で作業を行う。本当にキレイに丁寧に塗装ができると思いますか?足場があれば、作業しにくい場所でも塗り残しなく隅々まで塗料を塗ることができるのです。
細かい部分まで作業を行うことができ、塗料の性能を最大限発揮させるためには必要になります。
近隣への配慮
外壁塗装工事を行う時に、足場に飛散防止ネットを取り付けます。どうしても塗装工事の際に塗料が飛びます。また、飛散防止ネットは飛散した塗料が近隣の建物や植栽、車に付着しないようにします。
外壁塗装業者は、近隣の方々へご迷惑を掛けないように配慮します。細心の注意を払って作業を行います。
近隣の方へご迷惑を掛けないように足場が必要になります。
屋根外壁塗装工事の足場費用
足場の費用
一般的に600~1200/㎡が相場になります。「足場の仮設面積」×「施工単価」で決まります。
※足場架面積=(建物の外周(m)+ 4m)× 家の高さ(m)
(※家の高さの目安:1階建て3.5m、2階建て6m、3階建て8.5m)

上記の図の建物を想定すると、(外周長28m+4m)×高さ6m=192㎡。足場を掛ける面積が192㎡になります。また㎡単価が800円だと、153,600円になります。
建物の大きさ | 足場架け面積 | 金額(800円/㎡想定) |
---|---|---|
20坪 | 150~170㎡ | 120,000~136,000 |
25坪 | 170~184㎡ | 136,000~147,200 |
30坪 | 185~199㎡ | 148,000~159,200 |
35坪 | 200~230㎡ | 160,000~184,000 |
40坪 | 230~255㎡ | 184,000~204,000 |
45坪 | 250~270㎡ | 200,000~216,000 |
50坪 | 260~300㎡ | 208,000~240,000 |
建物の形や立地条件によりますがおおよそ上記の金額くらいが相場になります。
足場費用が高くなるケースもある
一般的には上記の金額が相場になります。しかし、建物の立地条件や周辺環境によって高くなることもあります。そこでどのような条件で費用が高くなるのかご紹介します。
高台に住宅がある場合

足場を組む際に、階段を登らないと施工できない場合には、少し費用が高くなります。本来2~3名で施工しますが、高台の場合、1名追加で必要な場合があります。おおよそ足場費用が20,000~30,000円ほど高くなります。
交通量の多い道路(狭い道路)に面している場合

まず交通量の多い(狭い道路)で外壁塗装工事を行う場合、「道路使用許可申請」を行わなければなりません。
道路交通法第76条では、何人もいかなる場合にあっても、交通の妨害となるような方法で物をみだりに道路に置いたり、道路上の人や車を損傷させるおそれのある物を投げるなどの行為を行うことは禁止(絶対的禁止行為)されています。(警察庁ホームページ引用)
道路の本来の用途に即さない道路の特別の使用行為で、交通の妨害となり、又は交通に危険を生じさせるおそれのあるものは、一般的に禁止されていますが、このうち、それ自体は社会的な価値を有することから、一定の要件を備えていれば、警察署長の許可によって、その禁止が解除される行為を、道路使用許可が必要な行為として道路交通法第77条第1項に定めています。(警察庁ホームページ引用)
これは施工業者が行います。各業者によって金額が変わりますが、おおよそ許可申請で25,000~35,000円くらいが相場になると思います。また、交通誘導や歩行者の妨害がないようにガードマンの配置も必要になります。一般的に1~2名のガードマン(交通誘導員)を配置する必要があります。おおよそ1名で20,000~28,000が相場になります。
交通量の多い(狭い道路)で外壁塗装工事を行う場合、おおよそ55,000~65,000くらい足場費用が高くなります。
トラックが入れない狭い道路に面している場合

足場トラックが入れないような狭小道路に接している場合、小運搬という足場費用が掛かってきます。まず足場トラックは2t~4t車で部材を積んできます。ただ道路幅が2m未満はトラックが入れません。そのため、職人が部材を運ぶ距離によって費用が高くなります。また距離にもよりますが20,000~100,000の間が相場になります。
距離にもよりますが、足場トラックの入れない狭い道路に面している場合は、運搬費で20,000~100,000円までが相場になります。
高圧電線が近い場合

まず足場を組む際に、近くに高圧電線がある場合は、「防護管」を取り付けなければなりません。なぜなら足場部材は鉄なので感電しないようにする必要があるからです。またお住いのエリアによりますが、関西であれば関西電力に依頼します。これは屋根外壁塗装業者が依頼します。そして、電力会社と現地協議を行い防護管の取り付けカ所の確認を行います。
防護管の取り付け費用は約50,000~80,000になります。
屋根足場が必要な場合

ある条件を満たせば、屋根にも足場が必要な場合があります。また、屋根の塗装及び葺き替えやカバー工法の工事がなければ必要ありません。
屋根足場が必要な条件とは、「屋根工事がある場合で、屋根勾配が5.5寸以上の場合」に必要になります。屋根勾配が5.5寸以上は作業中に職人が足を滑らせ落下するなどの危険があります。その危険を防ぐために屋根足場が必要なります。
屋根足場の単価は500~900円/㎡です。まず屋根の面積が60㎡の場合は、単価600円で計算すると36,000円になります。
まとめ
屋根外壁塗装工事を行う場合には「足場工事」は必要になります。また質のいい屋根外壁塗装工事を行うためには質のいい足場を組み立てる必要があります。上記でもご説明した仕上がりや近隣への配慮を怠ると業者に払うお金を捨てるようなものです。
さらに足場費用が高くなるケースがありますので、皆様のご自宅に当てはまるか確認しておきましょう。
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