今回、セキスイハイムの「アバンテ」シリーズの屋根外壁塗装について解説していきます。
この「アバンテ」シリーズは1983年~2000年までに発売されています。
阪南市や泉南市、和歌山市でも多く見かける建物です。これからセキスイハイムの「アバンテ」にお住いの方は是非ご参考にしてもて下さい。
目次
セキスイハイムの「アバンテ」外壁塗装の注意点
ガスケット目地
セキスイハイムのアバンテに限った話ではありません。鉄骨系ハウスメーカー(ダイワハウス、積水ハウス、トヨタホーム、パナホームなど)で良く施工されているのがガスケット目地です。
外壁と外壁のつなぎ目にガスケット(乾式)目地が施工されていることが多いです。そして一番多いトラブルがガスケット目地の不具合です。
ガスケット目地はおおよそ耐用年数は20~30年程になります。目地は紫外線によって劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。外壁塗装工事では、この目地を一旦剥がし新しいものを入れ込むのが一般的です。(劣化が進行していなければ下記で説明しているブリード現象を抑える塗料を塗装します。)
外壁塗装の際は、このガスケット目地の劣化状況に応じて目地の打ち替えもしくは交換が必要か判断します。
ガスケット目地が浮いていれば、新しくコーキングを施工すれば問題ありません。もし浮きがなければ交換の必要はありません。
ガスケット目地への塗装は要注意
そして、一番の問題はガスケット目地の上に塗装する場合です。
一般的な下塗り+中塗り+上塗りの3工程では早期のトラブルのもとになります。それはガスケット目地は「可塑剤」が含まれているからです。可塑剤が含まれている材料に塗装すると「ブリード現象」が発生します。
「可塑剤」とはある材料に柔軟性を与えたり、加工をしやすくするために添加する物質のことです。 可塑剤は主に、塩化ビニル樹脂(塩ビ)を中心としたプラスチックを軟らかくするために用いられ、そのほとんどが酸とアルコールから合成される化合物(一般にエステルといわれるもの)です。
目地に含まれる可塑剤に油分が塗料や汚れと反応することで上記のような症状が起こります。べたつきがでて、黒ずんだ汚れが付着します。(ブリード現象)
ブリード現象対策
よくブリード現象対策として使用されるのが日本ペイントのブリードオフプライマーです。高圧洗浄後に外壁の下塗り塗装をする前に、目地部にブリードオフプライマーを塗装します。
外壁塗装は知識と経験が必要です。知識のない業者や手抜き業者に外壁塗装工事をお願いすると早期に目地部分の変色や汚染が発生しますので注意しましょう。
ガスケット目地の施工の注意点
・ガスケット目地が浮いている場合は、交換もしくはコーキング工事が必要になります。
・ブリード現象の対策として、可塑剤防止塗料で下地処理を行いましょう。
*塗装業者の見積書にガスケット目地に対する項目が入っているか確認しましょう。
塩ビ鋼板屋根以外の屋根でも施工時に注意点があります。このコラムではセキスハイムでトラブルが多い塩ビ鋼板屋根について解説します。
塩ビ鋼板屋根「プレーゲル」屋根
塩ビ鋼板とは鋼板に、ガスや薬品に強く、また紫外線による変色の少ないポリ塩化ビニール樹脂をコーティングした樹脂被覆鋼板。塩ビ鋼板は、腐食環境や酸性雨に強く、海岸に接する外装材として用いられています。また、耐ガス性、耐薬品性も優れ特殊フィルムにグラビア印刷を施した塩ビ鋼板など、意匠性豊かで、玄関扉や建築内外装の他、住宅設備機器、電気機器にも使用されています。
塩ビ鋼鈑の塗装は専用の下塗り材があります。塩ビ被覆内の可塑剤が塗料に移行しベダ付きや硬化不良が発生したりしますので注意が必要です。
塩ビ鋼鈑に通常の塗装を行うと、可塑剤によるベタ付きや硬化不良を引き起こす可能性があります。最近では塩ビ鋼鈑と鉄の付帯部(樋やシャッターボックス等)の区別ができない塗装業者が多い印象です。しかし、この区別ができないとすぐに汚染が発生します。
「プレーゲル」屋根の劣化症状と施工方法
経年劣化により塩ビの捲れが発生します。築年数によりますが施工方法としては塗装もしくは葺き替えになります。
塗装による施工方法
高圧洗浄
まずは長年、付着した汚れを撤去していきます。また、高圧洗浄で劣化している塩ビ被覆材も捲れるので必ず行うようにしましょう
ケレン作業
捲れている塩ビ被覆を除去していきます。そして、除去した下地は鉄になるのでケレン作業を行い塗料の密着性を高めます。
錆止め塗装
塩ビ被覆をめくった下地は鉄です。そのため、めくった下地の鉄部は錆止め塗料で塗装を行います。塩ビに錆止め塗装を行うと、上記でもご説明した可塑剤によりブリード現象が発生しやすくなります。
塩ビ専用下塗り塗装
塩ビ鋼板には専用の下塗りをおすすめしています。ブリード現象を防ぐ成分が含まれています。
塩ビ専用の下塗り材で塗装が完了したら上塗り塗装を行います。細かいことですが劣化症状や部材の性質に合わせて塗装する塗料を変える必要があります。
正直、すべてを塩ビ専用塗料で塗装する方が楽です。しかし、田中塗装では鉄部は錆が発生しやすい可能性があるため、鉄部には錆止め塗料。そして塩ビには縁に専用の塗料で塗装と分けています。
セキスイハイムの建物には、屋根以外にもシャッターボックスや破風・鼻隠し等にも塩ビ鋼板が使用されています。施工方法は上記の屋根と同じ施工方法で問題ありません。
塩ビ専用の下塗り材
おすすめの外壁上塗り塗料
おすすめの屋根上塗り塗料
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