大成建設「パルコン」の外壁塗装

こちらの記事では、大成建設の「パルコン」という建物の外壁塗装について解説していきます。

大成建設の「パルコン」とは

　まずは大成建設の「パルコン」」という商品について解説していきます。

１９６９年に鉄筋コンクリート住宅「パルコン」の販売を開始しています。そして２００６年に大成建設（株）の子会社として「大成建設ハウジング」という名称で展開するようになり、「パルコン」と「パルウッド」以外の商品は姿を消しました。

構造はRC造（コンクリート）です。新築当初は表面に防水加工がされていますが経年劣化で表面の防水性が低下すると水を吸いやすく劣化が進行します。

劣化症状

外壁編

　多くが変色、汚れが付着しています。また、塗膜表面の細かなひび割れも多数発生してきます。建物の周辺環境にもよりますが、コケや藻が発生していることもあります。

コーキング編

　パルコンは通常の建物よりコーキングの使用量が多いのが特徴です。また目地の幅も広く、メンテナンスの際にはコーキングの使用量も増える為、費用は少し高めです。

　多くの劣化症状としては、コーキングのひび割れが多いです。

屋上編

パルコンは屋根の特徴として陸屋根になっています。防水層の上に断熱ブロックが敷かれています。実際防水施工を行う際には、この断熱ブロックを一旦撤去しなければなりません。その費用が、ほかの住宅と違い費用が発生します。

パルコンにおすすめの塗装方法

　PCパネルで施工されているパルコンは、浸透性のあるシーラーで下塗りを行いましょう。劣化症状に応じて浸透性シーラー後に、サーフェイサーを塗装して、中塗り、上塗りを行うことをおすすめします。

パルコンの塗装相場

　一般的に130～300万くらいになります。ここまで相場費用に開きがあるのは、防水工事を行うかどうかで変わってきます。恐らく外壁塗装と同じくらいに費用が防水施工にかかってきます。

この費用はあくまでも概算費用です。劣化症状や使用する塗料のグレードや施工方法また、業者の規模によって費用は大きく異なります。

　高いから悪い業者、安いから手抜き業者ではなく、信用できるお見積内容と提案かで業者を判断したほうが良いでしょう。

屋根外壁塗装について
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