目次
屋根塗装しても意味のない屋根材をご紹介
塗装工事を考えているけど塗装できない屋根材と言われた。
そもそも何故そんな屋根材があるのか疑問に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際に特定の商品は塗装できません。それは、屋根材の強度が弱く塗装しても意味がないからです。
この記事では塗装出来ない屋根材をご紹介します。屋根塗装は20万ほどかかります。足場も含めると40万ほどです。この費用を無駄にしないように、お客様の建物が塗装出来ない屋根材か確認しましょう。
強度の弱い屋根材が発売された背景
「ノンアスベスト屋根」一度はお聞きしたことがあるのではないでしょうか?アスベスト(石綿)は強度に優れた材料でした。
そのため、2000年以前はアスベストを混ぜて屋根材の強度を保ってきました。しかし、アスベストは人体に悪影響を及ぼすので2004年に禁止されました。そこで各屋根材メーカーはアスベストを含まない屋根材の製造を行いました。製品開発をしている間にも工事は続くので代用品として「ノンアスベスト屋根材」が販売されました。
ただその代用品は強度がありませんでした。“塗装しても強度が保てない”“塗装しても劣化を止められない”=塗装する意味がない
こうした塗装出来ない屋根材の知識がない業者は多いです。実際お客様のお金を無駄にした例も少なくありません。
塗装できない屋根材の代表的な商品を解説していきます。
屋根塗装をしても意味のない屋根材
パミール
塗装できない屋根材として代表格のパミール。「ニチハ」から1996年~2008年に製造販売されています。現在は製造中止になっています。

表層剥離
施工後10年前後で先端部分が層状剥離(ミルフィーユのような状態)を起こします。屋根表面に塗装してもパミールは表層部が剥がれます。
釘頭の腐食
またパミールの特徴として釘頭の腐食があります。屋根材を留める釘が腐食し剥がれ落ちます。さらに劣化が進行すると台風などで屋根材が飛ばされやすくなります。近隣への物損事故や人身事故をまねき兼ねません。
メンテナンス方法
塗装によるメンテナンスは費用がムダになるため屋根葺き替えやカバー工法による重ね葺きを検討しましょう。カバー工法は屋根材の劣化状況に応じて判断しましょう。
レサス
塗装できない屋根材レサスは「松下電工」(現パナソニック)で1999年~2006年に製造販売された屋根材です。現在は発売中止されています。

屋根材の欠損
屋根材の強度が低く、点検等で屋根上を歩くだけで割れてしまうほどです。劣化状態は屋根全体にひび割れが発生し、屋根材先端が滑落する恐れがあります。
築15年くらいで劣化症状が顕著に現れます。意外とレサスを塗装している建物は多いのです。そして、1度塗装している建物のほうが不具合の発生が多いという事実もあります。
つまりレサスの塗装は全く意味のないどことか逆効果です。屋根塗装をする際に、高圧洗浄と職人の荷重が屋根材にかかります。歩くだけで割れる脆弱な屋根材なので逆効果になります。塗装では屋根材の強度はアップしません。屋根塗装によるメンテナンスは避けましょう。
メンテナンス方法
塗装によるメンテナンスは費用がムダになります。そこで屋根葺き替えやカバー工法による重ね葺きを検討しましょう。カバー工法は屋根材の劣化状況に応じて判断しましょう。
コロニアルNEO
「クボタ松下」(現ケイミュー)が2001年~製造販売した商品で現在は製造中止となっています。

多数のひび割れの発生
コロニアルNEOの特徴は施工後10年を超えると屋根全体に細かいひび割れが発生します。また、欠損した屋根材が滑落することもあります。上記のレサスと不具合症状は似ています。不規則にひび割れが発生する為、補修をしてもいたちごっこになります。
しかし、コロニアルNEOは塗装できない屋根材の中では比較的劣化が少ない。そのため状況によっては塗装可能な場合があります。
メンテナンス方法
基本は屋根葺き替えやカバー工法による重ね葺きを検討しましょう。しかし塗装できる状態の場合は塗装でも可能です。ただ塗装で屋根材の強度を向上させるわけではありません。そこで費用対効果でじっくり検討しましょう。
ザルフグラッサ
「クボタ松下」(現ケイミュー)が2001年~2005年に製造販売した商品です。現在は製造中止となっています。

多数のひび割れと欠けの発生
築10年くらいで多数のひび割れと屋根先端の角が欠ける症状が発生します。この症状はレサスやコロニアルNEOとよく似ています。稀に層間剥離も発生することがあります。
メンテナンス方法
屋根塗装によるメンテナンスはおすすめしません。そこで屋根葺き替えやカバー工法による重ね葺きを検討しましょう。ただしカバー工法は屋根材の劣化状況に応じて判断しましょう。
アーバニーグラッサ
クボタ(現在はケイミュー)という建材メーカーが製造していたスレート屋根の商品のひとつです。製造期間は2001~2005年です。

割れが発生しやすい
縦葺きの様なデザインで、高級感のあるお洒落な商品です。2001年以前はアスベスト含有のアーバニーグラッサを販売製造をしていました。
一般的なスレート屋根は、1枚が横長の長方形です。しかしアーバニーグラッサは少し縦長の長方形をしております。その為、屋根材1枚辺りのサイズが小さく、強度が劣ってしまうという弱点があります。
強度が弱くひび割れた屋根材が滑落する危険もあります。メンテンナスはお早めにすることをおすすめします。
メンテンナス方法
屋根塗装をする場合は、アスベスト含有のアーバニーグラッサまでです。また、屋根葺き替えやカバー工法による重ね葺きを検討しましょう。ただしカバー工法は屋根材の劣化状況に応じて判断しましょう。
セキスイかわらU
積水屋根システム株式会社という建材メーカーから販売製造された商品です。また、1990~2007年に販売された商品がノンアスベスト屋根材です。

塗膜表面の剥がれ
セキスイかわらUは、長きにわたり販売されてきた商品です。1990年以前はアスベストが含まれていました。1990年からノンアスベスト商品に切り替わりました。
ところが強度が担保されず、塗膜表面の剥離やひび割れが全国で発生しました。ひび割れや剥離が発生してしますと屋根材としての機能が発揮できない状態です。
塗装の際の高圧洗浄でさらに表面の塗膜剥離を悪化させます。また人が乗ることで屋根材に負荷がかかり割れが多数発生します。
メンテナンス方法
葺き替え工事のみのメンテンナスしか方法がありません。アスベストが含まれているかわらUで状態がキレイなものに限ります。ただ、弊社ではセキスイかわらUの塗装の対応はしておりません。
まとめ
ここまで塗装しても意味のない屋根材をご紹介してきました。
- パミール
- レサス
- コロニアルNEO
- ザルフグラッサ
- アーバニーグラッサ
- セキスイかわらU
これから外壁塗装、屋根塗装をお考えの方は屋根材の種類を確認してみてください。塗装しても意味のない屋根材なのか知ることは大切です。屋根塗装は決して安くはありません。無駄な費用を掛けないようにしましょう。
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