【完全解説】長持ちする外壁塗装は高級塗料ではない

長持ちさせる外壁塗装のコラム 塗装工事に関するお役立ち情報
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外壁塗装を考えているけど、長持ちさせるにはやっぱり高級塗料かなぁ?その考え少し危険です。
高級塗料を使えば長持ちするわけではありません。

ここでは高級塗料を使わずに長持ちさせる方法を解説します。

長持ちさせる外壁塗装の秘訣

1.契約前の入念な現場調査

 まず、長持ちさせる外壁塗装を行うためには、現在のお住まいの建物の外壁材の種類や劣化状況をしっかり把握しなければなりません。その上で適切な施工方法と塗料を選定しないといけいないのです。

長持ちさせる外壁塗装の障壁1

長持ちする外壁塗装の障壁
サイディング外壁の膨れ

 サイディングに弾性塗料を使用すると塗膜が膨れてきます。また熱を溜めやすい特徴があり、弾性塗料のような伸びる塗料を使用すると膨れてきます。
お餅に熱を加えると膨れるのと同じ原理です。

外壁材の種類と塗料には相性があります。劣化状況や周辺環境も考慮した提案が長持ちに繋がります。

長持ちさせる外壁塗装の障壁2

長持ちする外壁塗装の障壁。モルタル外壁のシーラー不足
モルタル外壁の不具合

 モルタル外壁に下塗り材の不足で起こる塗膜の浮きです。
 どれだけ高級な上塗り塗料を使用しても防ぐことができません。
施工後はキレイに仕上がりますが数年後には塗膜が浮いてきて捲れてきます。

 下塗りは省いてはいけない工程です。外壁材に合わせた下塗りを選びましょう。

外壁材に合わせた下塗り材をご紹介!
外壁塗装の極意。外壁のおすすめ下塗り材

長持ちさせる外壁塗装の障壁3

長持ちする外壁塗装の障壁。屋根のシーラー不足
屋根の不具合

 こちらの写真は7年前に屋根塗装をされたお客様の写真です。これは屋根の下塗りのシーラー不足と屋根の上塗り塗料を水性塗料で1回塗りです。
 このようにどれだけ高級塗料を使用しても職人の技術や手抜き工事によって左右されます。

 高圧洗浄を行っただけで表面の塗膜が飛んでしまっている状態です。これでは塗装の意味が全くありません。また、2回目の塗装は少し費用が高くなります。
屋根もおすすめの塗料をご紹介しております。
完全解説!おすすめの屋根塗料
屋根塗装の極意。屋根のおすすめ下塗り

どれだけ高級塗料を使用しても外壁材と相性の悪い塗料を塗装すると早期の不具合に発展します。また劣化症状や周辺環境に合わせた施工と塗料の選定を行わなければなりません。

2.塗料は半製品

 塗料は出荷され施工されて完成品です。つまり、塗料缶に入っている塗料は完成品ではありません。

塗料は半製品
塗料は半製品

 塗装を長持ちさせるには「塗料の希釈率」を守ることが大切になります。残念ながらこの希釈を守らない業者さんが数多くいます。メーカーは各塗料に希釈量を定めています。もしご提案された塗料名で調べると希釈量を調べることができます。

適切な量で希釈する

水性系塗料であれば水、溶剤系塗料であればシンナーで希釈します。各塗料で希釈量が違いますので注意しましょう。

長持ちする外壁塗装のポイントである希釈率
塗料の希釈

3.下地処理へのこだわり

 下地処理が長持ちさせるかどうかを決めるといっても過言ではありません。では下地処理とは何か。それは、塗り塗料が密着するようにキレイに整えることです。種類はいくつかあるので説明します。

シーリング工事

 シーリング工事とは、「建物の外壁ボード間のつなぎ目」や「外壁とサッシの隙間」など、動きの多い目地または隙間などに高度の防水性・機密性等を確保することを目的とした工事のことです。

また、シーリング工事を行うことによって、建物の隙間からの雨水の侵入を防ぐことができます。さらに、地震で建物が揺れた時や強い風の風圧を受けた時に、目地(部材間の継ぎ目)の動きに追随、伸び縮みをし、建物を漏水等から守ることができるのがシーリングの役割です。

シーリング工事
シーリング打ち替え
シーリング工事
シーリング増し打ち

ひび割れ補修

 外壁には経年劣化等の理由でひび割れが発生します。そのまま放置しておくと雨漏れの原因になります。外壁塗装の際には必ず補修してから塗装を行います。
 もし、補修せずに塗装を行うとひび割れの再発や塗膜の剥がれが発生しやすくなります

ひび割れの補修方法は「気になる外壁のひび割れ、放置しても大丈夫?」でご紹介しております。

軽微な外壁のひび割れ
ヘアークラック
構造クラック
構造クラック

高圧洗浄

 高圧洗浄は非常に大切な作業で、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くために行われます。もちろん古い塗膜以外にも、カビコケ汚れチョーキングの粉など外壁表面の様々な汚れをまとめて落とすことも高圧洗浄の目的です。

 また、チョーキング現象が起きている外壁に高圧洗浄をせずに塗装すると密着しません。さらに古い塗膜が剥がれる際に、新しい塗料まで一緒に剥がれてしまいます。そのため、耐用年数を迎える前に外壁のメンテナンスが必要になってしまい、費用も余分にかかってしまうのです。実際に、「塗装から3年位しか経っていないのに塗装が剥がれている」というお問い合わせもよくあります

屋根の高圧洗浄
屋根の高圧洗浄
外壁塗装の高圧洗浄
外壁の高圧洗浄

ケレン作業

 付帯部(樋や鉄部)はケレン作業を行ってから塗装を行います。また付帯部の状況によってはケレン以外にもシンナー拭きで脱脂することも必要になります。

 塗料は、構造物や建築物をさびや汚れといったダメージから保護するために施されます。その効果を最大限に発揮するためには、塗膜が被塗面にしっかり密着している必要があります。異物の上からいくら高性能な塗料を塗っても効果が半減してしまうのです。

そのため邪魔になるもの=さび、粉塵、塵埃などの付着物を出来るかぎり取り除く必要があります。特に鉄部では、さびが進行しないよう付着物を取り除くことがケレンの大きな目的です。

長持ちさせる外壁塗装の下地処理ケレン作業
ケレン作業
長持ちさせる外壁塗装の下地処理ケレン作業
ケレン作業

まとめ

 長持ちする外壁塗装をするには高級塗料を使用すればいいということではありません。もちろん高級塗料を正しく施工すれば問題ありません。ただ高級塗料にこだわったあまり、施工方法に目を向けられない方が多いのではないでしょうか。

 是非、この記事をお読み頂いた方はもう一度外壁塗装について考えられてみてはいかがでしょうか。

 四つ葉ペイントは責任をもって現場調査に伺わせていただきます。そこで入念な現場調査で、皆様のお家の状態をチェック致します。また下地処理や適切に施工するための職人教育や現場ルールを定めております。

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